私は大学院から作曲の勉強を始めました。
作曲家坂幸也氏の忘れられない第一回目のレッスン
坂先生
「音符は全音符が2分音符2つ、2分音符は4分音符2つ、
4分音符は8分音符2つ、8分音符は16分音符2つ、16分音符は32分音符2つと、
倍数で分かれていくね。」
私「確かに倍数ですね。」
坂先生「これ、細胞分裂と一緒なんだよね。」
私「さ、細胞分裂って確か…。」こんな感じの⇓
私「わぁ、ホントだ!先生、音符は細胞なんですね。音楽って生きているんですね。
人間みたい!!。」
坂先生「そうだよ。音楽は人間そのものだよ。音楽を知ることは、人間を知ることだ。」
私にとって、この初めてのレッスンで受けた衝撃が強く、
今でも忘れられません。
私の音楽人生の全ての始まりであったように思います。
帰り道は、何か別世界の扉を開けたようなわくわくするような気持ちでした。
作曲とは、この核となる細胞を組立てて、全曲を統制することです。
自分のルールで無秩序を秩序だてること。
私はほとんど始めから調性でなく、自分で音列を作り無調で音を作リ始めました。
この話はまたいずれ、、、。