情緒を育てる

先日、魔法の言葉がけセミナーというものに言ってきました。

これは、主に不登校になってしまったお子さんに対して親御さんが

ご家庭でどのような声がけをすればいいかというお話でした。

これは、日常から親御さんが気にかけていたいこと、

また、子供の教育機関や私たちのような音楽教室でも、

指導するときに大いに役立つ内容だと思いました。

 

親は、子供と機能的なつながりよりも、情緒的なつながりを作ろうと言っていました。機能的なつながりは、生活の中での一連のながれですね。

「早く起きなさい。」「ご飯食べなさい。」「急ぎなさい。」「学校の宿題は?」「あれやったのこれやったの、、、」と、やはり家庭の中で日常的に使われている言葉ですね。お母さんたちは毎日とても忙しいです。

 

それに対して、情緒的なつながりとは、子供が何か「いやだ」「うれしかった」と自分の経験や気持ちを話したときに、つい忙しいからスルーしてしもうかもしれませんが、一歩引いて心に寄り添って聞いてあげる。また、子供の言ったネガティブな言葉に対して、ポジティブに言い返したり解決法を提案するのではなく、「そうだったんだね。」と、そのネガティブな気持ちを聞いてあげてただ共感してあげる。そうすれば、子供はそこに情緒的なつながりを感じ安心してその気持ちを自分で処理することができるそうです。それが、自己肯定感を高め、自信を持って社会的な生活ができるとのことでした。

 

 

この講座の内容を聞いていて、情緒を育てるのに、音楽はもってこいだなぁと感じました。音楽はいろんな世界を表現していて、音楽を聴いたり演奏することで、その世界を共感できる情緒を育てます。また、指導者として気をつけなければと思ったのは、機能的役割ばかりに気をとられ(指を鍛えるとかテクニックにのことばかり)、ピアノがつまらないものにならないように子供の心を見守っていかなければなりませんね。このバランスがとても大切ですね。

 

大切なのは心。

一人一人の子供の心。

あまの音楽教室が目指す音楽教育。

改めて、実感できた1日でした。

 

みんなが笑顔でありますように!